森岡こどもクリニック
滋賀県大津市、びわ湖の西のほとりの 、
小児科医院のホームページです。
ごあいさつの倉庫
みなさま、はじめまして。森岡こどもクリニックの院長、森岡久泰です。
まずはプロフィールから…昭和39年、奈良県に生まれ、平成元年、京都府立医科大学卒業し小児科医局入局。その後同大学付属病院にはじまり、大学の関連病院を転々と勤務しておりましたが、40歳を前にして、自分らしい診療がしたいという夢と、自分のこどもたちのためにも転勤のない落ち着いた生活がしたいという現実もあり、平成16年5月に大津市にて小児科医院を開業いたしました。
「自分らしい診療がしたい」そんな思いで開業して、1年がすぎました。これまでの勤務医とはまた違った形で患者様にサービスを提供するということで、勝手も違いとまどいの連続の1年でした。自分のやるべきことが少しずつわかってきたという段階で、まだまだ地域に貢献できるというまでにはほど遠いという思いですが、それでも子育てに奮闘するお父さんやお母さんの少しでもお役にたてればといったところです。
このたびやっと、ホームページの開設にこぎ着けることができました。皆様からの要望も多く、ホームページ作成の業者さんからもしばしば勧誘をいただいたのですが、自分なりのものを作りたいという私の希望もあり、自分で作った結果、思わず手間取ってしまいました。と、苦労した割にはまだまだ内容も薄っぺらで、実用に乏しいページですが、少しずつ充実させていきたいと思います。7-8年前には、小児科医としてではなく、こどもの父として、おちゃらけた子育て支援のホームページなど作ったりしておりましたが、小児科医としてページを作るとなると、責任の重さにまた筆も重くなりがちです。小児科医としての集大成を、そして究極の子育て支援を…と意気込んではいるのですが…いかがなりますことやら。
気にかかったら時々、またページをのぞいていただければ幸いです。とりあえずはごあいさつまで…
当院のめざす医療は、一言で言えば、「ホッとする癒し」をみなさんに感じていただける医療ということになるでしょうか。もちろん安全かつキッチリした医療をめざすというのは当然のことではありますが、診療所という施設・体制的な制約もあり、なかなか皆様に満足いただけるような行き届いた医療という域には達せていないというのが、残念ながら現状です。それでも、子育てに奮闘するお母さんやお父さんを少しでも応援したいという気持ちで、少しでもホッとしていただけるような医療を提供できるよう、現在のところつとめています。
そして今後の方向性としては、「お母さん・お父さんがこどもの主治医」ということで、医者の持つあらゆる情報・知識をご両親に伝え、ご両親(本人も含めて)に治療の決定をゆだね、医師はそれを支援していくような医療が理想かなと考えています。もちろん大学で6年間の医学教育を受け、医師としての診療生活で培ったすべての知識や、臨床的なカンといった部分のすべてを、全くの素人であるご両親に短時間でお伝えするのは不可能です。すべてを両親に任せられても困ってしまって、とても「ホッと」できないということになるでしょう。もちろん医師として、あらゆる手段を尽くして、ご両親を支援していくという姿勢を崩すつもりは毛頭ございません。ご両親の納得のいく形でお子さんへの医療を提供できるよう、なかなか大きな病院ではできないような独自のことを試行錯誤しながらやっていきたいと思います。
いろんな患者さんから、いろんな意見や希望や心配事や悩みや、いろんなことを吸収しつつ、少しずつ皆様に心から満足していただけるような診療所になっていければ、と思っている今日この頃です。
当院の診療の守備範囲は、主に小児(中学生以下)の内科疾患ということになります。インフルエンザや夏かぜなどのかぜひき・胃腸炎をはじめ、喘息・鼻炎・アトピーなどのアレルギー疾患が主なところです。神経疾患(てんかんなど)や、腎臓病、心臓病、内分泌疾患など詳しい検査や、きめ細かい緊急の医療を必要とする疾患や、かぜひきや腸炎でも点滴や入院などの必要な中等症から重症例の場合は、大津赤十字病院や大津市民病院など施設・スタッフの整った病院にご紹介するなどの連携をとって診療にあたっています。
厳密に言うと内科疾患ではありませんが、各種の湿疹・とびひなど皮膚のトラブル、一般的な結膜炎など眼科疾患、鼻炎・中耳炎などの耳鼻咽喉科疾患でも一通りの対応はさせていただいておりますので、緊急を争うような重傷でない限り、とりあえずご相談いただければよろしいかと存じ上げます。
また小児ではありませんが、お父さんやお母さんの簡単なかぜひきや鼻炎ぐらいなら、普通に診察させていただいておりますので、お子さまを連れてこられたついでにでもご相談ください。
その他、予防接種はBCG、三種、二種(小学6年生)、麻しん&風しん、日本脳炎といった公費ワクチンをはじめ、みずぼうそう、おたふくかぜ、インフルエンザといった自費のワクチンも取り扱っております。(インフルエンザのみ予約制で10月から12月に限らせていただきますが、その他は予約なしで随時接種しております。)また、4ヶ月検診をはじめ、乳幼児の健診もご希望に応じて行っております。
診療スタイルとしては、ごくありふれた一般的な小児科医のスタイルとは思っているのですが…点滴や採血など、こどものいやがる(負担のかかる)処置は必要最小限を心がけています。一般の血液検査で診療方針が大きく変わったり、1本の点滴で劇的に症状が改善することは一般の病気ではまれであると考えるからです。しかし、思わぬ病気を見落としたりということもあり得ますので、怪しげな時には躊躇なくするよう心がけています。
またお薬も必要最小限を心がけています。一般の病気では、不要なお薬はかえって副作用や体調不良の原因になるだけだったりします。ただ、抗生剤については、通常のかぜひきでは必要ないというのが、医学上の定説になってはいるのですが、私はついつい出してしまいます。「抗生剤依存症」と自分でも思ってはいるのですが、経験上、飲んでいただいていた方が治りがよく、トラブルも少ないという印象が強いため、ついつい頼ってしまいます。抗生剤使用については、別のページで詳しく検討する予定ですので、また読んでいただいて不要とお感じのご家族は申し出てください。
再度、HPをリニューアルさせていただきました。
あまり更新しない割に、リニューアルはよくするなあ…
そういえば部屋の模様替えもけっこう好きだったりします。
とにもかくにも、いま流行の「CHANGE」ということで、がんばって、情報を発信していけるようにしたいものだと、心も新たにしたところではあります…
「CHANGE」といえば…
政治には興味はないのですが、先月の、総選挙で、自民党から民主党に政権が変わることになりました。
私が、医師という職を得たのが平成元年、当時は、大変名誉なことと晴れがましい思いもし、同時に使命感に燃えたものですが…
それ以降、医療をとりまく環境は悪化の一途をたどり、ついには「医療崩壊」という言葉まで飛び出すほどになってしまいました。
ちょうどバブル時代に頂点に達した拝金主義が、バブル崩壊後にその責任を押しつけるのにちょうどいい格好の標的として、高齢化に伴い増加する一方の社会保障費・医療費に目をつけたのが原因でしょう。
行き過ぎた医療費抑制の圧力が、医療の現場の活力を奪い、
行き過ぎた医療ミス(ミスとはいえない事例も多々あるのですが)に対する攻撃が、医療の現場を萎縮させ…
そのほか書き出すときりはないですが…
政界、官界、財界、そしてあおるだけあおって責任は取ろうとはしないマスメデイアたちの大チョンボの尻ぬぐいをおしつけられる形で、一般の働く人たちの生活とともに、医療も崩壊しつつあります…
政権が民主党に変わって、何がどう変わってくれるのやら予想もつきませんが、
みんなが(もちろん医師も)誇りや希望を持って働ける世の中にCHANGEしてほしいものです…