森岡こどもクリニック

　前回、ごあいさつを書き込んだのが、4年前。アメリカではオバマさんが颯爽と登場して、日本では、政権交代した民主党に期待が集まっていた時期でした。あれから4年…、たったの4年ですが、日本では民主党の小沢・鳩山コンビが早々に迷走、東日本大震災、福島原発事故がおこり、その処理ができないままに、民主党自体があっけなくも崩壊…、安倍自民党が返り咲いて、アベノミクスでちょっと浮かれ気味…。現在そういったところでしょうか。そういえば、「2番じゃダメなんですか！」とか威勢よく啖呵を切っていた次期総理候補とまでいわれた某女性議員や、前回の衆議院選挙では第三極の中心で異彩を放っていた大阪市長や、ドジョウ宰相とか、いろんな政治家が出てきては消えていきました。なにか、「ワイルドだろ！」とか「そんなの関係ねー！」とか、「フォー！」とか、一発芸人のごとく、使い捨てられてるような…

　私が診察しているお子さんたちが、大人になる頃にはいったいどんな世の中になってるんでしょう。
　いったい誰がどのように、どこへ導いていってくれるんでしょう。

　まあ昔からそうなんでしょうが、特にここ数年の政治をみていると、政治家は期待薄そうだし…でもとりあえず、安倍さんがんばって…

　いろんなテレビ番組や、本とか、ネットとか、いろんな識者や、ジャーナリストや評論家とか、いろんなすばらしい意見を披露しておられますが、中には話題になる意見や、売れた書籍なんかあっても、結局世の中何にも変わらないですよね…バカの壁は崩れないし、国家の品格もいかがかなものなんでしょう。半沢直樹は10倍返ししても、子会社に飛ばされちゃうし…

　結局ここ数十年、世界を最も変えたのは、パソコンやスマホやタブレットをこの世に送り出した、スティーブ・ジョブズさんかもしれませんね…「世界を変えよう」がスローガンでしたが、別に、それ以上に気の利いた偉そうなことを言うわけでもなく、自分の作りたいものを嬉々として作りこみ続けて、ホントに世界を変えてきた…こんな生き方が、未来を切り開くヒントのような気もするんですが…

　なんか、突拍子なくてもいいから、理想の未来を描くことからはじめてみてもいいのかもしれません…